リリースされたiOS版GoogleMapが使いやすい。
もうタイトルのまんまですが、すごく使いやすいです。
アップル版にあったような、斜め見下ろし視点もあり、ナビ機能もあり、もちろん情報は正確で詳細。
もうこうなったら誰もアップル版を使うことはないと思う。
β版でもいいから早くリリースすべしというのはウェブ業界の鉄則だけど、早くリリースしすぎて失敗した一番の例になってしまった。
今回のアップルの失敗の原因は
1 完成度が低すぎた(実用に耐えないレベル)
2 ユーザーに新サービスへのニーズがなかった(グーグルマップで十分)
ことに集約されると思う。
不満はあれど、実用に耐えるならみんな文句をいいながらも使ってくれただろうし、あるいは事前にグーグルマップが提供されてないような状況であれば、みんな仕方ないと思って使ってくれただろうと思う。
既存のサービスではカバーできていないような内容のサービスを、ある程度のクオリティーにまで引き上げてリリースする
って書いてみたら当然のようなことの大切さを改めて感じた。
もし今後アップルがマップ機能を大幅にアップグレードしたとしても、なかなか手に取ってもらえないと思う。
一度失った信用は取り戻すのが大変、というこれまたまっとうな現実にアップルは突き当たるわけだ。
焦って飛び出してもダメだよ、と自戒をこめて書いておこう・・・
読書感想文 「スーパーフリーエージェントスタイル」与沢翼
表紙のインパクトに惹かれて買っただけだったので、内容にはほとんど期待していなかったのだが、予想に反してかなり読み応えのある本だった。満足している。
私は知らなかったが、著者は億万長者のヒルズ族として、今話題の人物らしい。
ただ、どこの馬の骨とも知れないひとが話題先攻で出て来たのかと思っていたら、早稲田に入って、起業家コンテストでも優勝してたりと経歴も割とまともであるうえ、アパレル業界での実績もあり、これから個人が生き残っていく上では、粗利益が高いものでないと商売はなりたたないということを論理的に説明していたりと、前半部分はわりと感心して読んだ。
ただ、後半に入り、自分の商才を使えば、元本保証で利率30%は自分なら可能だからいろんなところから金を集めている、などという記述を見るにつけ、これはかなり危険だと思うようになった。
話題の人物のようだし、その生涯からはいろいろ学ぶべきところもあり、一読の価値はあり。ただ、なんというか、結構危険。
その行動力や高い意識は素晴らしいことだと思うし、見習うべきことだとは思うがこのまま何百億、何千億と稼ぐことで日本を動かしたいだとか、日本人もみんな何億と稼ぐようになれば素晴らしいと本心から思っているのであれば、怖いと思った。
国民一人から一円ずつ集めれば1億円集まるわけだけれども、それを国民全員がやりだせば、みんな一億円もっていかれるわけだから、こんなことをみんなが目指してもなりたたないことは明らかだからなあ・・・
大谷投手の「日本ハムファイターズさん」というのがめっちゃ気になる。
メジャーに行くと行っていた、大谷君が説得により一転、日本ハムに入団することを表明したとのこと。
ニュース自体は、別に異論もない。
志は高く自分の道を決めていたが、現実をデータとともに示してくれる人がいて、冷静に状況を鑑みた結果の判断 。私は支持する。
とはいえ、気になったのは、タイトルの「日本ハムファイターズさん」。
まだ入団が決まる前であればまだしも、もう入団が決まった訳なのだから、その団体に敬称は付けるべきではないか。
そもそも球団名に「さん」ってつけるの?
相手の団体に敬称を付けることはビジネスの現場では、割と一般的になってきたように思う。自分自身でも使うことはあるが、実際に口にしながらも、いつも居心地の悪さを感じている。だって、なんか表面的なんだもん。
別にいいじゃん、相手の会社名をそのまま言っても。
電通の社員に、「電通っていい会社だよね!」って言って問題あるだろうか。
「電通さんっていい会社だよね」の方が気持ち悪くない?なんか距離を感じる。
「電通っていい会社ですよね」でももちろん問題ない。
高校生がビジネス的な慣習である団体への「さん」付けをしていることへの違和感がすごかった。背伸びをしているのだろうが、なんかこれからお世話になる球団に対してよそよそしすぎる。
でも、その発言をメディアがそのまま掲載するってことは、大谷君の感覚の方が普通なのだろうか。
chromeでマウスオーバーで英単語辞書表示させたらすごく捗ってびっくりする。
表題の件、英語ソースのニュースを読むに当たり、導入してみた。
導入したのは、下の二つ。
Weblio 英和辞典エクステンション - Chrome Web Store
GOOGLE DICTIONARY - Chrome Web Store
https://chrome.google.com/webstore/detail/mgijmajocgfcbeboacabfgobmjgjcoja
Weblio は英和辞書で、マウスオーバーすると英単語の日本語訳が出る設定。
GOOGLE DICTIONARYは英英辞書で、単語をダブルクリックすると単語の意味が出る。
使ってみたらめっちゃ便利。
きっかけは、「君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?」という本。これでもかと衰退する日本経済の現状をデータを挙げて紹介しまくり、これからはグローバル人材になることが求められる!!と危機感を煽られる内容。影響を受けやすい私は、すぐさま英語力を再度鍛えようと思ったところ。
これを機に、バリバリと英語ソースからも情報を仕入れることにする。
オファーが来た! 転職活動の新展開。
某ネット企業H社から不採用の連絡が来て、だいぶへこんだのだけれど、実際は、2週間近く連絡がこなかったことから新しい準備はしていたのだ、もちろん。
greenというところと、リクルートエージェントに登録をした。
本来はいろいろと自分を売り込む職務経歴書やらを書く必要があり、それに時間がかかるのであるが、もうすでにH社への応募の際にそれは書いてあるので、応募はそれを使えばいい。
ということで、登録をすると早速いろんなところからオファーがあり、拍子抜けする。
どこにもつながる道がないと不安になるものだが、いちおうそれぞれの場所でがんばってきたおれにはいろいろ道は用意されているらしい。それだけでほっとする。
今はこれからの道が、ネット業界なのか、ベンチャーで実務をやることなのか、あるいは戦略コンサルに行くことなのか、見極めることが大事だ。週明け、エージェントのとの面談があるので、そこで見極めてくることにする。ここは割と人生の岐路だ。
働く意味って何なんだろうね。
待っていた採用の可否が来た。
だめだった。
送った瞬間は間違いなく採用されると思っていたのが、一週間待っても連絡がこず、10日を過ぎたあたりで、ダメだったのだろうと思い、他を当たりだしたのだが、心のどこかでは大丈夫なんじゃね?と思っていたからこそ辛い。
転職サイトの求人欄をいくらスクロールしても、働きたいと思う場所はない。
二つ見つかったが、ぐるぐる考えているとそれが本当に自分のやりたいことなのか分からなくなる。
自分がやりたいことを実現するということが働く目的ならば、どこかの会社に就職する時点で、それは誰か他人がやりたいことの手助けということにしか過ぎず、心からの満足は得られない。それでも働くとしたら、きちんと自分を説得し、その会社のミッションが自分のミッションにきちんと合致しているという風に納得する必要があるだろう。
一方、働くことを毎日のご飯の種だと割り切れば何だってできるのだが、それだったらできるだけ働きやすい場所で働きたいし、いっぱい給料が欲しいということになるだろう。
そういう観点では、今、世の中の給料は安い。
そして、おれの場合、給料のためなら前の会社をやめなくても良かったじゃん、ということが重くのしかかる。
すごく有名な大学を卒業したというプライド。
新卒採用の時も名だたる企業から内定をもらったというプライド。
一流企業できちんと仕事をこなしていたというプライド。
起業を目指して、一流企業をやめたというプライド。
そうしたものが邪魔をしているのだ。
自分はまだ死んでいない。死ぬ訳がないし、死ぬ訳にはいかないと思っている。
こんな記事を見た。http://d.hatena.ne.jp/tictac/20120110
がんばろうとは思う。
だが、ひどく心が重い。最近はずっとだ。
未来が見えないと今に集中できない。まるで日本経済のようだ。
マスコミが真摯であること。トンネル事故の生還を「奇跡の」脱出について。
山梨県の中央自動車道・笹子トンネルで、天井板が崩落した事故で、下敷きになった車両に乗っていたが、ただ一人助かった女性がいたようだ。
彼女は、自分がどうやって事故車両から抜け出したかなど全く覚えていないらしいが、ニュースでは奇跡の脱出、などと取り上げられている。
女性が助かったことはそれはもちろんよかったことだとは思うけれど、他の被害者の人のことを思えば「奇跡の」なんて安易に言うべきではない気がする。
それに、ニュースによると彼女は車に友達や彼氏が同乗していたらしい。助けられた時には、呆然としながらも車の中の友達や彼氏を助けてほしいと繰り返したという。
そのことを思うと、本当に彼女が一人だけ助かったことに素直には喜べない。
「神奈川県三浦市の銀行員の女性(28)」
この女性がどんな人かは知らないけれど、いろいろ想像することはできる。
車に乗って友達や彼氏と過ごす幸せな時間を、そしてその向こうにあった日常を想像すると、とてもつらい。
おそらくマスコミはこの事故を取り上げる時には、高速道路会社の点検の不足を糾弾し、崩落したトンネルと同じタイプのトンネルの検査進捗を報告し、その他のトンネルの安全性を検証する。そして奇跡の脱出の女性の存在に安堵するだろう。
ニュースとして事実を報じることは必要だ。だが、それを「奇跡」だとかいうべきではないと思う。
彼女は何らかの理由で助かった。その原因追求は事故調査委員会がやればいい。そして、その調査の中から自動車の安全性の向上につながる事実が分かれば、そういう事実として報道すればいい。
けれど、多分この「奇跡」は繰り返し明るい話題として報道されるだろう。
そうすることが視聴者の求めることだと制作者は考えているのだと思うが、視聴者をバカにしているからだと思う。全員ではないにしろ、そういう報道の仕方に私のようにざらざらとした嫌な気持ちを覚える人はいる。
そうした人は黙ってテレビのスイッチを消すだろうし、ブログやツイッターでそういった意見を発する人がいればそれがまた広がっていって、まとめニュースなりの反応の中で、テレビはやっぱりダメだとかいう空気が作られることになる。
報道機関のことを「マスゴミ」とか一括りに避難するのは乱暴だと思うし、意地悪な人たちの揚げ足取りみたいなところも確かにあるとは思うけれど、そうした評判の原因は、報道する側にも間違いなくあると思う。
報道する側も、理性と感情を持っていればある程度のミスは許されると思うし、むしろそういう人間的な当たり前の反応なりがニュースを報道する人への信頼性への担保になると思う。日常生活ではもちろんそうだけど、この人が言っていることなら信用できるな、と思われることってすごく大事だ。
視聴者が喜ぶだろうからという理由で偏った見方で内容を編集したりするのは、もうやめた方がいいと思う。
視聴者に飽きられているからという理由で、より視聴者に向けた作りをすることで、さらに視聴者が離れていってしまうという循環になっているのは誰が見ても明らかだと思うのだけれど。分かっていながら直せないのかもしれない。